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1 | 日本:今大事なのは、日常に戻ること | |
2 | このポストの原文はグローバル・ボイス2011年東日本大震災特集の一部です。 | 日本:生活努力回到常軌 |
3 | 3月11日、未曾有の大地震が日本を震撼させた。 | |
4 | それから2週間、日が経つにつれ人々は、地震から立ち直り通常の生活に戻るべきだと感じ始めている。 | |
5 | 家や家族を失った人にとってそれは非常に難しいことだが、難を逃れた人たちは、自分の役割を果たし日本の経済を復興させる必要があると感じている。 | |
6 | スペイン人ライター、ヘクトル・ガルシアは長年東京に住み、自身のブログ A Geek in Japan を通して東京のごくありふれたリアルな生活の一片をスペイン語圏読者に届けてきた。 | |
7 | 地震の後、彼はブログを更新し続け、地震後、彼はその被害と余震の情報をページにアップし続け、地震後の経過や原発の危機的状況の中で東京都民の生活レベルで起きていることを伝えている。 | |
8 | 3月23日のブログには通常の生活に戻る必要について綴っている。 これには、手助けをしたいと願う人々の上に不安が大きく影を落とし、自宅を離れることを恐れテレビやニュースにくぎ付けになっているという背景があった。 | 自3月11日發生強震後已隔多日,日本民眾覺得生活必須逐漸回到常態,一步步走出災變,人們若失去了家園或親人,要回歸平常生活較為不易,但其他民眾認為自己應該盡力,協助經濟重新振作。 |
9 | 企業は一時的に営業を停止せざるをえず、自力で立ち上がり、避難所の家族を助けるためにお金を必要とする人々を解雇している。 | |
10 | 自分たちは募金や、他にできることがあるならその方法で、助けなくちゃならない。 | |
11 | ただし、それと同じくらい重要なのは、元の毎日を取り戻すこと。 | |
12 | スポーツジムへ行ったり、飲みに行ったり、本を買うこと。 傍から見たらナンセンスだと思うだろう。 | 西班牙作家Hector García居住日本多年,因為他的部落格A Geek in Japan,讓許多西語系民眾得以一窺東京居民的日常生活,災後他不斷更新後續影響與餘震資訊,令人們能感受東京在震災過後與核災期間的實際情形。 |
13 | でもこれが今ここにある東京の現実で、日本全体の現実なんだ。 恐怖を振り払って、ニュースを追うのを止め、外に出てそれぞれの生活を楽しまなくちゃ。 | 他在3月23日的文章提到,民眾必須讓生活回到常軌,因為社會氣氛已造成影響:許多人憂心災情,總是緊盯電視或報紙,也很害怕離家;因為企業暫時關閉,人們需要錢重新振作,並幫助仍在避難所的家人,但卻找不到工作: |
14 | これこそが、犠牲者や日本を助け、この国に起こったことから立ち直る術なんだ。 東北地方で何万もの人の健康が危険に脅かされているのと同時に、日本中で何百万もの人のメンタルと国の経済が危険に侵されている。 | 我們必須積極透過捐款及其他方式協助,但還有一件事同樣重要(甚至更重要),民眾要回歸生活常態,人們應該重新去健身房、去喝一 杯、去買幾本書,在外界眼中,這可能是廢話,但這是東京和全日本此刻的現況。 |
15 | BoingBoingBlogでは日本のある映像が取り上げられた。 この映像を制作したデザインユニットのRakudasanのAyahiko Sato氏は次のように語っている。 | 我們必須放下恐懼,不再時時追著即時新聞,外出享受多樣生活,藉此協助災民與 日本復原,東北地區數萬災民生理健康有危險,數百萬民眾的心理健康與日本經濟健康亦然。 |
16 | 周知の通り、我々はいま大変な状況に置かれている。 | |
17 | しかし、今我々にできることは、日本とそのクリエイティヴィティにもっと世界の注目を集めることである。 | |
18 | 活力を得るためには、ポジティブなニュースが必要だ。 これまでネガティブなニュースの渦の中にいたから。 | BoingBoing部落格則張貼一段影片,Rakudasan製作團隊的Ayahiko Sato表示: |
19 | http://www.youtube.com/watch? | |
20 | v=lwyCWHoNe2I Chikata2000はYouTubeでクルマ関連の映像をアップするのが常だったが、これまでとは違った映像を掲載した。 | 如各位所知,日本正處在震災後危急時刻,我們希望讓更多人看見日本的創意,我們需要好消息提供能量,因為此刻到處都傳來壞消息。 |
21 | 彼は東京を歩き回り、日常がどれだけ変わったかを映し出した。 街の灯りは消え、人々は電池を買い漁る。 | http://www.youtube.com/watch? |
22 | 映像には注釈がつけられ、標識やその他の文化的背景について説明されている。 | v=lwyCWHoNe2I |
23 | 例えば、人々がマスクを着用しているのは、必ずしも放射能を恐れてのことではなく、花粉症対策のためである、というように。 | |
24 | 日本在住のJuneHoneyBeeは次の映像で、生活の様子の一端を伝えようとしている。 何もかもがズタズタになって本当にひどいニュースばかりが目に入るけど、日々の生活には心和むひと時だってあります。 | Chitaka2000通常在YouTube網站上提供汽車消息,最近上傳一段不同類型的影片,他到東京各處拍攝日常生活有何變化,例如市區較常關燈、民眾囤積電池等;他也在影片裡加註,說明各種標誌及文化,例如日本民眾雖然戴著口罩,但未必是擔心輻射,可能是避免引起花粉熱: |
25 | この(一連の)映像は、日本の別の場所で起こっていることにフォーカスしようとしているもので、日常生活を送る人々の様子や、私の大切な日常の小さな出来事、私の大好きな日本の一面をお伝えしています。 | |
26 | この花屋さんは私の家からほんの目と鼻の先にあって、よくここで植物を買います。 そのほかにも時々Takamiの園芸にちょっとした花を添えるために持って行きます。 | JuneHoneyBee居住在日本,在下一段影片中,希望呈現生活如何繼續下去: |
27 | そしたら今日はその花屋さんが、きれいなお花でいっぱいだったんです。 Satomihyde2010はYouTubeで、震災に苦しみながらも命をつなぎとめて未来へ進もうとしている人々への賛辞を表している。 | 雖然有許多災情與可怕新聞必須重視,但日常生活裡,也有許多值得欣賞的小事,這個系列影片希望著重於日本其他地區發生的事物,人 們繼過生活,我則是欣賞尋常生活裡的小事,這是我喜愛日本的原因。 |
28 | CScout Japanに参画するMichael Keferl, Darrell Nelson およびJoanne Yuの三氏は、東京や千葉、品川でどれだけ日常の生活が維持されているか写真を通して表現している。 | |
29 | Michael Kefelは次のように述べる。 | |
30 | 電気は制限され電車の本数も減って、生活は明らかに違っている。 海外メディアの報道だけを見ていたら、日本人の全てが打ちひしがれて苦しんでいるように思えるだろう。 | 花店離我家很近,我會在此買植物,有時買回家讓Takami能大展園藝,今天店裡滿是美 麗的花。 |
31 | 宮城と岩手は確かにその真っ只中にいるけど、基本的に私たちの生活にはマイナーな不具合が生じているだけだよ。 そのことを覚えておいてほしい。 | Satomihyde2010也向日本人民致敬,欽佩他們雖承受痛苦,但盡力重拾既有生活: |
32 | Chiba Prefecture shows its pride after the quake, by Darrell Nelson | |
33 | 仙台でさえ、一部は津波にあれほどに破壊されているのに、日常を取り戻そうとしている。 Acofromsendaiは地震後にYouTubeにチャンネルを開設し、仙台各地の災害の状況を放映している。 | Michael Keferl、Darrell Nelson、Joanne Yu亦透過影像,在CScout Japan呈現東京、千葉、品川等地生活如何照常運作,Michael Keferl寫道: |
34 | 津波の被害の大きかった仙台港近くのショッピングモールや、一方で、通常業務をこなしている仙台市中心部を紹介している。 最後に、東京在住の日本人博士号ブロガーの茂木健一郎氏を紹介しておこう。 | 由於限電與電車減班,生活當然有所不同,但假若收看國際媒體,你會以為日本全國都浸在水中受苦,宮城縣與岩手縣是主要災區,其餘民眾只是感到些許不便,別忘了這一點。 |
35 | 彼は冒頭のHector Garciaのブログ記事に次のようにコメントしている。 | 千葉縣在地震後展現尊嚴,照片由Darrell Nelson拍攝 |
36 | 確かに、いま自分たちに与えられた極めて重要な課題は、自粛するよりむしろ彩りある生活に戻ることだ。 エンターテイメント産業は健全であってほしい。 | 縱使是在受海嘯重創的仙台地區,生活也開始恢復正常,Acofromsendai於地震後設立YouTube頻道,上傳多段仙台各地災後情形,例如以下片段中,仙台港附近的購物商場可見海嘯影響痕跡,仙台市區則運作如常: |
37 | 飲食業も潤って、書籍もたくさん売れて人々がそれを読み、ホテルは笑い声に包まれているべきだ。 | 最後我們引述現居東京的博士兼部落客Ken Mogi所言,就是他啟發本文開頭的Hector García發表文章: |
38 | もちろん必要な時間と労力を救援・救済のために投じることは必要だが、自分たちの日常の広がりを維持することも必要だ。 地震を思い起こして原子力エネルギーの将来をあれこれ案じることをやめて、生きることの喜びを歌うべきなんだ。 | 回歸多樣生活雖然不易,但絕對有必要,我們不能羞於行動,我們需要健康的娛樂產業,餐飲業必須蓬勃發展,書籍必須有人買、有人讀,旅館房間也要用笑聲填滿,投注大量時間與精力救災的同時,也要維持生活多元面貌,除了思考地震與核能的未來,我們亦需要享受生活的種種快樂。 |