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1 | アメリカ:NASAが生命に適した惑星を発見? | 美國:NASA發現適合生物存活的另一顆行星嗎? |
2 | 観測可能な範囲の宇宙において、少なくとも千億の銀河があり、我々の太陽系を含む銀河内だけでも2000億個の恒星が存在する。 | 目前可探測到的宇宙範圍,至少1000億個銀河系遍布其中,而在地球所屬的銀河系,之中就存在2000億顆恆星。 |
3 | ヒトに近い生命体が生活しうる環境を兼ね備えた惑星は、かなり多いと考えられる。 | 在這浩瀚宇宙中,宜居人類星球的存在是很有可能的。 |
4 | しかし、そのような惑星が存在するという確かな証拠はない。 | 但目前仍未有明確資料證明這樣的星球存在。 |
5 | だが、2011年12月5日、米国宇宙機関NASAは、ケプラー宇宙望遠鏡での観測により ケプラー22b(Kepler-22b)を発見したと発表した。 | 可是,在2011年12月5日,美國太空總署宣佈,透過克普勒太空望遠鏡探測到克普勒-22b行星,發現它距其環繞恆星的距離適中,溫度宜人宜居。 |
6 | この惑星は、その恒星からの距離が、生命に適した温度をもつ可能性があるとされる枠内にある。 | 科學愛好部落客也針對這則新聞各自做了分析評估。 |
7 | 科学者のブロガーたちは、このニュースに対して、自身らの分析や理論を引き合いに出し、反応している。 | 圖表-太陽系與克普勒-22b所屬星系的對照圖。 |
8 | 太陽系と惑星ケプラー22bを含む星系の想像画による比較図。 | 美國NASA克普勒計畫發現,克普勒22B星球位於該星系的宜居區內。 |
9 | ケプラー22bはNASAのプロジェクト、ケプラー・ミッションで発見された初の「生命居住可能領域」惑星 画像著作権:NASA/Ames/JPL-Caltech | 版權所有:NASA/Ames/JPL-Caltech 漢普郡學院天文學教授Salman Hameed,對這項發現感到振奮。 |
10 | ハンプシャー大学天文学教授サルマン・ハミード は、 この発見に胸を高鳴らせている。 | 是的。 |
11 | そう、天文学者たちは、生命居住可能領域(水が液体状で存在できる恒星からの位置/距離)にある地球に似た惑星を、初めて検出した。 | 經過天文學家證實,克普勒-22b坐落在該星系的宜居區內,因此在常態下,水能以液體形式存在,與地球類似。 |
12 | 発見はたいそう素晴らしい。 心から驚くほどではないにしても。 | 這項發現即使不到驚人程度,也足夠振奮 人心。 |
13 | 宇宙にはあまりにも多くの惑星が存在している。 我々は、地球に似た環境をもつ惑星たちを、きっと見つける運命にあるのだ。 | 宇宙間星球無數,要找一個類似地球,擁有孕育生物條件的星球,猶如大海撈針。 |
14 | 生命体というものもまた、ありふれたもののようだ。 | 生命是否不僅存在於地球中,地球外是否也有懂得如何製作望遠鏡的生物 呢? |
15 | 望遠鏡を発明してしまうような生命体がかって? | 至今依舊無解。 |
16 | わからない。 | 他接著分析: |
17 | 彼はさらにこう続ける。 | 我們對於這個星球究竟所知多少? |
18 | さて僕たちはこの惑星について何を知っているのだろう? 惑星の名はケプラー22b。 | 天文學家把它命名為克普勒-22b,原因是它是在克普勒計畫進行時發現到的。 |
19 | 天文学者たちが思いの限りにつけた最高に魅力的な名前だ(本当のところは、ケプラー望遠鏡によって発見された、ということでこの名前がついているんだけど)。 惑星は約600光年のかなたに位置している。 | 它距離我們600光年遠,所以想要踏上克普勒-22b,想都別想。 |
20 | 旅行のための荷造りをしても無駄だと、かろうじて悟れる距離にある、とでも言おうか…… | 克普勒-22b上是否有生命,無從得知。 |
21 | そこに生命体があるのか? それはわからない。 | 探測時,剛好在它經過該環繞恆星,遮住部份恆星的光度,才得以發現它的存在。 |
22 | ケプラー22bは、その惑星(ケプラー22b)が親星の前を通過するときに、親星の見かけの明るさを薄暗くさせたことによって検出された。 我々は惑星の画像をもっていない。 | 事實上,我們仍拍不到它的全貌,最快 也要好幾年後才能夠實現,接著才能進一步分析它的大氣構造。 |
23 | 何年かの後に、その画像を手に入れてはじめて、その大気の組成を分析することができるようになる可能性がある。 | 大氣中的氧含量是探測生命的指標,因為地球大氣中的氧來自於生物,是生物的副產物。 |
24 | 大気中の酸素の有無は、そこに生命体が存在するかどうかの格好の指標となる。 | 如今,我們離發現外星生命更近一步了。 |
25 | それは大気にある酸素が、我々生命体自身による副産物であるからだ。 | Helen Chappell過去是個天文學家,也在科羅拉多州立大學波德分校研究過物理學。 |
26 | 生命体発見の時が刻一刻と近づいている。 | 她對克普勒-22b的發現不以為然,也提出三項理由: |
27 | コロラド大学ボールダー校で物理学を学んだ元天文学者であるヘレン・チャペル は、彼女がケプラー22bに関心を持たない3つの理由を述べている。 | 克普勒計畫的宗旨即發現數百顆太陽系外行星,直到計畫終止前,尋找系外行星的動作會持續不斷。 |
28 | ケプラーは、何百もの太陽系外惑星を発見していて、プロジェクトの資金が底をつくまで、さらに何百という惑星を見つけ続けるのでしょう。 | 而克普勒-22b只是美國NASA發現的上千顆系外行星之一,作為發表用的範例而已。 |
29 | ケプラー22bは、NASAが発表した千以上の新惑星候補のための単なるイメージ・キャラクターなのです。 […] | […] 如同克普勒-22b,金星一樣坐落於宜居區不遠處,但金星的表面溫度已經足以將鉛融化。 |
30 | ケプラー22bに似ている金星は、生命居住可能領域から遠くない位置に存在します。 | 金星環境並不適合生物存活,外星人的天文科技若是與人類目前的天文科技相當,鐵定無法掌握金星上的實際狀況。 |
31 | でもその表面は実際のところ、鉛が融けるほどの温度だということを我々は知っています。 | 或許克普勒-22b上的居民正為尋找金星上的生物蹤跡大傷腦筋。 |
32 | 金星は、生物にとって住みやすい場所ではありませんが、もし宇宙人天文学者が私たちと同じ技術を使っているとしたら、彼らが、金星は住み良い場所ではないということを解明できるとは思えません。 きっとケプラー22bに住む者たちは、金星に生物がいるかもしれないと舞い上がっているはずです。 | […] 至今,仍沒有任何具體的方法能夠證明在克普勒-22b或是其他外星球上,是否存在生命。 |
33 | 我々は、ケプラー22bや、もしくはその他の太陽系外惑星が、実際に生命を庇護するかどうかを把握するための、明確な方法を持っていません。 | 她也同意,克普勒-22b的發現的確帶來一股正面的振奮力量。 |
34 | だが彼女は、発見に対する興奮感には肯定的だ。 | 她說: |
35 | ケプラー22bのような発見は、天文学に対する期待を高め、人々、とくに子どもだちに科学について教えるチャンスを広げることになります。 | 類地星球的發現的確有助推動天文學的研究,世人對天文學更加熱衷,尤其是對小孩子,也提供更多天文學的受教機會。 |
36 | たとえ私があなたのケプラー22bへの夢を打ち砕いてしまったとしても、科学にとっては、それはそれは喜ばしいことなのです。 | […] 即使我已經戳破克普勒-22b帶來的美麗幻想,你依舊對科學求知若渴。 |
37 | 竜巻の研究で生計を立てている匿名のブロガーも、文中ではケプラー22bに対する誤った認識について論じているものの、それでもこのように結んでいる。 | 一名匿名部落客也對此發表評論。 |
38 | これは初めの一歩で、かつてなかった一歩だ。 | 以研究龍捲風維生,這名部落客討論大眾對克普勒-22b持有的錯誤觀念,以下是他的結論: |
39 | 大きなニュースだ。 | 這只是我們的第一步,踏出的嶄新一步。 |
40 | それぞれの恒星の居住可能地帯に、まだ48もの惑星が候補として存在するという事実は、とてつもなく重大なことだ。 | 事實上,除了克普勒-22b,宜居區其他48顆類地星球才是關鍵。 |
41 | ただ、これらのことをメディアの多くが見逃しているということ自体が、ある意味ニュースなんだ。 | 但顯然許多媒體忽略了這才是真正的重點。 |
42 | コメント欄では、ブロガーたちがケプラー22bまでの実際の距離について取り上げている。 | 在評論回應區,部落客也論及地球與克普勒-22b的遙遠距離。 |
43 | 現存する最大限の速度をもってしても、そこに辿り着くには数千万年かかるだろう。 | 即使搭乘世上最快的交通工具,也要花費好幾千萬年的時間才能抵達終點。 |
44 | これはSF好きの夢である世代宇宙船やクリオスタシスすらも、いささか越えてしまっている。 | 多少打破了科幻小說營造的太空世紀漫遊美夢或是電玩雪域危機的極地探險奇蹟。 |
45 | そして必然的な帰結として、我々が今後観測するのは、どれも600年前の惑星ということになるのだ。 | 推論可知,現在觀察到克普勒-22b的所有資料,都是600年前就發生的事。 |
46 | 600光年とは、長い時間を指すように聞こえるが、天文学用語では分と同じ扱いだ。 | 600光年聽起來遙不可及,搭乘最快交通工具也要幾千萬年才到得了。 |
47 | たとえ、現在の可能速度ではケプラー22bに辿り着くのに何百万年を要するのだとしても。 | 但在天文世界中,卻只是一眨眼的距離而已。 |
48 | アインシュタインの相対性理論に照らしていえば、もし光ほどの早さで移動するマシンを構築することができたなら、ケプラー22bへは24年以内に辿り着くことができるようになるかもしれない。 | 如果能夠建造出光速般的太空船,那麼依照愛因斯坦的相對論,人類只要花不到24年的時間,就能抵達克普勒-22b。 |
49 | 一部のブロガーは、比較的気軽な話題として、宇宙旅行のアイデアについて話を広げている。 | 其他部落客也針對太空旅遊的想法發表一些有趣、輕鬆的看法。 |
50 | フリーライターであるクリス・ロデルは、自身のブログEight Days to Amishに、こう書いている。 共和党はこう思うはずだ。「 | 專欄作家Chris在所開設的部落格-八天抵達孟諾教派(Eight Days to Amish)中,寫道: |
51 | 素晴らしい。 これで目障りな民主党は、やつらが好きなだけのさばれる場所を見つけたってわけだ。」 | 我相信共和黨員一定開心地想著"謝天謝地,現在終於有個好地方,可以安置這些囉唆的民主黨員,隨他們盡情佔領。 |
52 | そして民主党はこう思うんだ。「 がめつい共和党が、すでにルイヴィトンのスーツケースに荷を詰めて掘削リグとハリバートン社絡みの石油を抱えて、まだ手付かずの土地を食い散らかそうってのは間違いないよ。 | "而民主黨員會想"這些貪婪的共和黨員鐵定正拿出LV行李箱收拾細軟,死命打包鑽油機具跟油桶,趕在歐巴馬宣佈採油禁令前,到外星大陸開採油礦。 " |
53 | オバマ氏がそこを立ち入り禁止にしてしまう前にね。」 | 日本的一位英文老師Tristan D. |
54 | 日本で英語教師をしているトリスタンD.ヴィックは、ブログAdvocatus Atheistで、もしそこに宇宙通信が可能な文明があるのならばと、ケプラー22bとの交信に熱い期待を寄せている。. | Vick,在他個人部落格-無神論辯護士(Advocatus Atheist)中,對克普勒22B的看法就比較正面,要是克普勒22B上的文明具備太空對話的能力,人類就能與外星生物進行對談。 |
55 | 彼は、コミュニケーションを可能にする ワームホール (仮想時空上の抜け道)の構築を提言する。 | 他主張建立蟲洞(一個假定能夠穿越時空的捷徑),這樣就有可能成功與外星溝通。 |
56 | だが彼は、この提案が理論上に限ってのみ可能だという事実を認めている。 | 但他也承認這個主張只在理論上行得通。 |
57 | ヴィックは、ケプラー22bが、こんなことを教えてくれているかのようだと、結んでいる。 | 這是Vick對克普勒-22b話題所下的不賴結論: |
58 | 私たちが異星人とのファーストコンタクトを実現するかどうかにかかわらず、ケプラー22bは、すべての人々が分かち合う冒険や恒星間旅行、そして歴史の一部になるという夢を象徴しているのです。 | 姑且不論人類是否能夠成功與外星人進行首次接觸,克普勒22B對我來說就像個全人類的共同夢想,夢想有天能夠實現太空冒險跟星際旅行,成為歷史的一頁。 |
59 | 私は、私たち自身が気付かないうちに、作られつつある歴史をすでに目の当たりにしているのではないかと、そんな風に感じています。 | 也許我們真的能夠完成這個看似虛幻的目標,成為夢想的見證人。 |