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1台湾:蘭島における放射性廃棄物問題台灣:蘭嶼島上的核廢料
2放射性廃棄物とは、原子炉で使われて残った核燃料のことをいう。[本文英文版原載於2011年3月31日]
3それは危険な放射性物質であり、何千年も放射線を出し続ける。核廢料是核子反應爐中的燃料使用完後殘留下來的物質。
4台湾初の原子力発電所が1970年に建設されて4年後、台湾原子力委員会は、放射性廃棄物を蘭島(中国語・蘭嶼)で保管することを決めた。這種物質在往後的幾千年內都有高輻射性以及危險性。
5そこには達悟族(別名・雅美) が代々住んでいる。自台灣於1970年設置第一做核能發電廠算起四年後,台灣行政院原子能委員會決定將核廢料儲存在蘭嶼,這個達悟族(舊稱雅美族)世代居住的島嶼。
6あれから20年以上がたち、放射性廃棄物を収めた容器が、さびのために腐食してきたが、だれもこの問題に対処する用意ができていないようだ。經過20多年,這些高度輻射性的核廢料桶早已腐蝕生鏽,但顯然沒有人要來解決這個問題。
7上空から見た台湾・蘭島。台灣,蘭嶼的空照圖。
8フリッカー利用者bambicrow 撮影(CC BY-NC 2.0)圖片來自Flickr使用者bambicrow (CC BY-NC 2.0)
9蘭島には放射性廃棄物の保管施設が2か所ある。在蘭嶼島上有兩座核廢料儲存場。
10台湾本島からの船が毎週、風光明媚な島に放射性廃棄物を搬入しており、その数は容器で年間45,000個に上る。每周都會有船從台灣本島運來核廢料,每年共儲存45000桶的廢料在這座美麗的島上。
11これらの放射性廃棄物保管施設は、達悟族の運命を果てしなく変えてしまった。這些核廢料儲存場永遠的改變了這些達悟族人的命運。
12公共テレビのウェブサイトによるキャンペーンで、達悟族は、政府が平和な元の姿を我々の子供達に返すべきだとに要求した:在公視網站上的一個抗爭運動網頁上,達悟族人發出聲明要政府將和平快樂的童年還給他們的孩子們:
13台湾本島から船による放射性廃棄物の運搬が始まった1980年以来、蘭島の子供達は、飛び魚や子豚、さらに、廃棄物が入った容器を身近にして成長してきた。 ある詳細な報告によると、達悟族は、放射性廃棄物保管施設が建設されることを知らなかった:民國六十九年核廢料從台灣漂洋過海到蘭嶼,從此以後,伴隨著蘭嶼小朋友長大的,除了飛魚、迷你豬,還有核廢料桶。
141979年に保管施設を建設中、それが放射性廃棄物用とはだれも知らなかった。根據一個深度報導,達悟族人對於核廢料儲存場的興建根本一無所知:
15当時、我々の村長は、中国語を理解することすらできなかった。「當初興建時[1979年]我們完全不知道是核廢料儲存場。
16缶詰工場を建設している。(當時我們的村長甚至聽不懂中文。
17放射性廃棄物が陸揚される)桟橋は軍港になるらしい」と、建設作業員から聞いた村人が何人かいた。建築工人告訴一些村民他們建造的是「罐頭食物工廠」,而他們所建造的碼頭是為了軍事用途…
181987年になってようやく、達悟族は放射性廃棄物の危険性を知った。當達悟族人在1987年終於了解到核廢料的危險之後,他們便開始發起抗爭並且持續了超過20年。
19それから搬入反対を叫び始め、闘いは20年以上続いている。1995年,他們宣布了「反核廢 驅逐惡靈宣言」:
201995年には「悪魔の放射性廃棄物追放宣言」を発表した:雅美族,全球只有三千人,一個吟詩的民族,一個和平的民族,我們不願意再以我們族人的血肉之軀去作為台電核能人體實驗的對象。
21全世界に3,000人しかいない小数民族の達悟族は、詩を愛する平和な民族だ。底下是記錄片「國境邊陲」的片段。
22モルモットのように我々の体を考えている台湾電力会社を、これ以上受け入れることはできない。裡面顯示出達悟族在蘭嶼島上的生活以及文化。
23以下は、ドキュメント'The borderland‘の抜粋であり、蘭島での達悟族の生活と文化がビデオで紹介されるとともに、1分20秒から2分58秒の間では、1987年の放射性廃棄物反対運動が、歴史的に貴重な写真で表現されている:影片中的1:20到2:58更紀錄了達悟族人在1987年抗議核廢料的珍貴照片: 2002年12月31日,達悟族人終於設法中止了與台灣電力公司的合約。
242002年12月31日、達悟族は台湾電力会社との契約を終結させた。但是台灣政府根本沒有計畫要搬運蘭嶼島上的核廢料。
25しかしながら、台湾政府には島から放射性廃棄物を運び出す計画はまったくなく、その時以来、達悟族の次の闘いは、廃棄物問題の解決を政府に強く求めることになった。達悟族人接下來的戰鬥則是要迫使政府正視並且解決廢料問題。 底下是另一段對於蘭嶼核廢料問題的特別報導。
26以下は、蘭島についての放射性廃棄物特集だが、リポーターのインタビューに対し、実行可能な解決法を提示できる環境学者や政府関係者、反対派は1人もいなかった:影片中記者訪問了環境學家、政府官員以及抗爭者但沒有任何人能夠提出一個可行的辦法來解決這個問題:
27最初に放射性廃棄物容器が蘭島に蓄積されてから26年後の2008年、政府がようやく行動を起こし、これらの安全性に関する綿密な調査をした。the Orchid Island e-news websiteに再投稿されたローカルニュース報告によれば、調査結果は憂慮すべきものだった。2008年,在蘭嶼儲存第一桶核廢料的26年後,台灣政府終於對這些核廢料桶做了安全檢查。
28台湾原子力委員会に任命された調査員たちは、次のように結論を出した:根據一篇刊載在當地蘭嶼電子報的一篇新聞,檢查結果時分令人憂心。
29最初の調査では、4,000個余りの容器すべてがさびのために腐食していた。台灣原子能委員會的調查員發現:
30中には鉄製容器を横切って大きな亀裂が入るほどに腐食しているものもあった。首座開蓋檢整的壕溝貯放的四千多桶核廢料全部鏽蝕,部分廢料桶甚至已開膛剖肚。
311992年以来、これらの放射性廃棄物容器は、蘭島の高温多湿、高い塩分濃度の環境によって腐食が進んできた。核廢料桶禁不起蘭嶼高溫潮濕和高鹽分的惡劣環境,1992年起即陸續出現鏽蝕。
32誰が放射性廃棄物に対処すべきか?誰應該要負責處理這些核能廢料?
33 誰が責任を取るべきか?誰應該對這些核廢料負責?
34 放射性廃棄物はどこに移すべきか?我們還能將這些廢料運往何處呢?
35 Blogger Annpo は、放射性廃棄物の問題は、台湾のエネルギー政策、さらに原子力発電の安全性を見直す際に無視されるべきではないと指摘した:部落客Annpo指出 核廢料的問題不應該在台灣審查能源政策時被忽略,更應該審慎考量核能發電廠的安全性:
36これまで、我が国は重工業を発展させるため、エネルギー需要が高かった。 今日でも、将来解決しなければならない諸問題が生じる開発路線をこのままたどることを望んでいる。當年,國家發展重工業,需要大量電力,今日國家依然要大力發展,生產更多需要被消化被解決的問題,發展之後留下的都是「債」。
37開発の後にはいつも「借金」が残る。債,誰要還?
38誰がその借金を払うのか?誰來還?
39 エネルギー消費率に従って決め、最も電気を消費する地域が、放射性廃棄物の新たな保管場所になるように要求すべきか?要不,根據用電統計,用電量最多的地區,作為核廢料掩埋場,好不?
40 また、原子力発電所の支持者たちが、放射性廃棄物容器をひとつずつ自宅に持ち帰るように要求すべきか?支持興建核電的,一人抱一桶回家,好不?