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1 | ブルネイ:アリババ症候群 | 汶萊:效率不彰之弊 |
2 | ブルネイでは、あらゆるところで新しいビジネスが立ち上がる。 気がつけば、新しいレストランができ、新しいカップケーキ・ビジネスが立ち上がり、新しい歌手が登場し、新しいデパートが扉を開き・・と。 | 企業在汶萊如雨後春筍般不斷增生,就在不知不覺中,我們將有間新餐廳、新杯子蛋糕工廠、新歌手、新購物中心等,且其中多數都由馬來裔汶萊人所有,馬來裔也是國內最大族群,這證明馬來人並不缺乏營商資金,也不欠缺經營能力,但雖然本地愈來愈多企業由馬來人創立,多數卻不是由馬來人經營,Rouge economist稱之為「阿里巴巴症候群」。 |
3 | また、これらのビジネスの多くは、この国では多数派民族であるマレー系のブルネイ人によるものである。 | |
4 | つまり、マレー人は、起業する資金やアントレプレナーとしてのスキルが充分にあるのだ。 しかし、マレー系のブルネイ人が手掛けるビジネスは増えてきているものの、その多くはオーナー以外の人によって運営されている。 | 以企業界的「阿里巴巴症候群」為例,我們希望輕鬆快速致富,拿到許可證後不自己開店,反而轉賣或租借給外國人,結果相較於企業總數,讓我們能感驕傲的馬來裔汶萊企業家雙手屈指可數(尤其是便利商店、髮廊與裁縫店)。 |
5 | Rouge economist はこれを「アリババ症候群」と呼ぶ: | |
6 | ビジネス界におけるアリババ症候群を考えてみよう。 私たちは、手早く楽に金儲けすることを希望する。 | 照片來自Anak Brunei |
7 | ちゃんとビジネスをまわすのではなく、営業権やライセンスを外国人に売ったり貸したりする。 結果として、誇りを持って真のアントレプレナーと呼べるマレー系ブルネイ人は、十人にも満たない。 | 汶萊政府積極提供各種優惠,希望讓經濟趨於多元,也累積更多人力資源,但人力資源若未進步,任何優惠、方案與計畫都是枉然,經濟發展之所以面臨阻力,其中一項原因可能在於汶萊文化本身,Rouge Economist以馬來裔汶萊人在工作場所的工作態度為例: |
8 | Kedai runcit(コンビニ)、床屋、仕立て屋などの店の数を考えると、非常に少ない。 | |
9 | Photo by Anak Brunei | |
10 | ブルネイ政府は、経済を多様化し、人材を開発するために、積極的にいろいろなインセンティブを提供している。 | |
11 | しかし、人が進歩しなければ、いくらインセンティブ・計画・アイディアがあろうと、何も変わらない。 | |
12 | 発展へ抵抗する原因のひとつとして、ブルネイの文化そのものが挙げられる。 Rouge Economistは、職場環境におけるマレー系ブルネイ人の態度について、以下のようにコメントする: | 另個例子與馬來裔汶萊人的工作態度有關,一天喝茶休息五次已成為政府內部文化,拖拖拉拉的習慣讓政府產能損失數百萬美元,公務員又向來是馬來裔汶萊人求職首選,讓政府效率低落,就算在一個小地區寄信,也可能要等幾個星期,幾件申請案也得等好幾個月才有回音(天啊,全國人口才多少?)。 |
13 | マレー系ブルネイ人の仕事に対する態度も関係する。 政府機関では、一日に五回、お茶の時間をとることが習慣となっている。 | 因此汶萊必須努力創造更有效率的環境,刺激馬來裔民眾及汶萊整體的生產力,若經濟背後的人民無法進步,國家發展也只是遙遠的夢想。 |
14 | ‘karang tah' [“もしかしたら後で”や“後でやるよ”]の態度は、生産性や収入の観点から、何百万ドルもの損失を生み出している。 | |
15 | 結果的に、マレー系ブルネイ人には就職先として一番人気が高い政府機関は、効率が悪くて古びたものとなってしまっている。 | |
16 | 同一地域内で手紙を一通送るのに数週間かかったり、書類が処理されるのに数ヶ月かかることもある。 | |
17 | (何とかしようよ! 人口は何人だっけ?) | 校對:Soup |
18 | よって、マレー系をはじめ、働くブルネイ人全員の生産性を高める効率的な環境をつくりだすことが大事になってくる。 | |
19 | 経済活動を行う人たちが進歩しなければ、発展は遥かなる夢で終わってしまう。 | |