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1「赤ちゃんが乗ってます!」 放浪旅のブロガー一家にインタビュー注意!
2(リンク先は、訳注部分は日本語、他は英語のページです)車上有嬰兒!:採訪旅遊部落客家庭
3ブログ『The Family Without Borders(国境なき家族)』の作者、アルボス夫妻アンナとトマスへのインタビュー。採訪部落客旅遊家庭: 安娜和托馬斯阿爾伯(Thomas Alboth) 身為父母親,旅行者,也是部落客。
4親であり旅人であり ブロガーでもある彼らは、幼い2人の娘を連れて、黒海や中央アメリカを旅してきた。他們帶著兩位小女兒環繞過黑海與中美洲。
5ベルリン出身の若いカップル、ポーランド人ジャーナリストのアンナとドイツ人写真家のトマスは、2010年に、世界中を旅するという夢に人生をかけようと決意した。在 2010 年,一對來自於柏林的夫妻 - 安娜,來自於波蘭,是一位記者。
6そして6か月の娘ハンナも車に乗せて連れて行くことにした。托馬斯,來自於德國,是一位攝影師。
7ぎゅうぎゅう詰めのルノー・エスパスに乗って、黒海周辺、コーカサスからカスピ海までを半年かけて周った。他們決定要達成他們環遊世界的夢想,而且他們決定要帶著他們六個月大的女兒漢娜一起去。
8この旅が大成功だったので、2012年にも、この時は2番目の娘ミラも連れて、一家は中央アメリカをメキシコからグアテマラ、ベリーズ、ホンジュラスまで旅している。有了一台整裝待發的 Renault Espace 休旅車,他們上路旅行半年環繞了黑海,通過了高加索區到達了裡海。
9最初の旅の時から、彼らはこのめったにない体験をブログで紹介しようと決めていた。『這個點子非常成功。
10The Family Without Borders (国境なき家族)[en; Facebook]』というブログである。在2012 年,帶著小女兒米拉。 他們暢遊中美洲,從墨西哥開始往南部旅行經過瓜地馬拉、貝里斯、和宏都拉斯。
11このブログが大変な人気を集め、2011年にはナショナルジオグラフィック・ポーランド版からベスト旅行ブログに選ばれることとなった。從他們第一趟旅遊起,他們就決定要在部落格上分享這不尋常的經歷:無疆界家庭部落格(臉書)。
12グローバル・ボイス(以下GV):25年先を想像してみてください。這個單純的興趣變得超受歡迎,2011 年波蘭版的國家地理雜誌甚至將其評為最佳旅遊部落格。
13娘さんたちに子供ができて、赤ちゃん連れで旅行したいと言ったら、どうしますか?全球之聲:我們來想像一下25年後。
14メキシコ(ユカタン半島)、ホルボックス島。你的女兒生了小孩然後要跟他們一起旅遊。
15写真著作権トマス・アルボス、使用許可済。你會有甚麼樣的反應?
16アンナ(以下A):そうなるといいなあと思う。墨西哥(尤加敦州)的Holbox島.
17このところ、両親や子供たち、孫のことなんかについて話し合ってたの。Photo © Thomas Alboth,經許可使用
18いろんなことがどう変わっていくかなあってことなんかも。安娜:我正希望事情會是這樣。
19子供たちはもしかして私たちと全く違う生き方を選んじゃうのかなあ、「ホテルに泊まりたい」なんて言い出したらやだなあって、ちょっと思ってる。我們討論過關於父母、小孩和孫輩,以及這一切將如何改變的事情。
20でもそうは言っても、子供たちが成長するほど、彼らの身に何かあったらどうしようって心配な気持ちもふくらむわね。我們有點怕他們以後會選擇完全跟我們不同的人生。
21母親とはそうしたものだけど。如果他們說:「我想要去住旅館」之類的話就對我們來說會有一點難接受。
22トマス(以下T):僕にはそれは望むところだよ。另一方面是生為一個媽媽我還是會擔心,隨著他們長大,可能會碰到甚麼意外。
23でも、この生き方を気に入ってくれるかどうかは、わかんないんだけどさ。托馬斯:我想要這樣。
24集合住宅で育った友達で、正反対の生活になったやつもいるし。但是我不知道他們會不會喜歡這種生活方式,我有一些朋友在社區樓房長大,之後完全過著相反的人生。
25僕自身、両親とは完全に違う生き方で結構ハッピーだしね。我也非常的高興我跟我的父母完全相反。
26いつの日か娘たちがホテルに泊まって、車輪つきのりっぱなスーツケースを持ったりなんかするのかもしれないけど、それもまた良し、だよ。所以如果他們以後住在旅館裡,隨身攜帶著高檔滾輪式行李箱,我完全不反對。
27GV:ナショナルジオグラフィックの2011年度ベスト旅行ブログに選ばれましたね。全球之聲:2011年,你獲得國家地理雜誌頒發的最佳旅遊部落格殊榮。
28このブログがこんなに成功したのはなぜだと思いますか?為什麼你覺得你的部落格會如此成功?
29A:2つ考えられるわ。安娜:我想有兩個因素。
30ひとつは、大きな計画は立てずに、やりたかったことだけに絞ってたこと。 こういうことって、本当に好きなことだけやってる方が、大きくなるものなのよね。第一,我們沒有要搞大的計劃,我們只是做我們喜歡做的,我想是這些事情會越來越大,正因為我們作我們喜愛的。
31綿密に計画を立てて旅行ブログやってる人たちがいるってことは知ってた。我們很早就知道有很多旅遊部落客有完整的商業計畫。
32でも、私たちは基本的に、祖父母に宛ててブログを書いていたの、彼らがハンナの無事な笑顔を見られるように。但對我們來說,寫部落格的目的只是為了寫給孩子的爺爺奶奶看,讓他們能看到漢娜的笑容,知道她平安無事。
33それが始まりだった。這是一開始。
34しばらくして統計チェックを始めてみたら、ブログを見に来てくれる人たちが20カ国から、それが40、50カ国になって、もう「ワォ!」過一段時間,我們開始看著線上的統計,發現有來自20、40、50個不同國家的人點進我們的部落格,我們想著: 「哇」。
35て感じだった。 この世代のヨーロッパの若者たちは、留学や旅行や国際結婚していても、子どもができたら終わりだって思ってるよね。這一代年輕的歐洲人,他們在外國留學、旅遊、組成跨國婚姻,他們認為,如果有了孩子,旅程就到此結束。
36彼らは私たちのやってることを見て、終わりにする必要なんか全然ないんだって希望を持てるのよ。我想當他們看到我們做了甚麼,他們會看見希望,而且旅程也不一定得就此結束。
37ベルリンの自宅にて一家そろって。在柏林公寓裡的全家福 。
38Kasia Odrozek(筆者)撮影。Kasia Odrozek攝
39GV:分業制でしたか?全球之聲:請問你們有明確的工作分配嗎?
40 どちらかが執筆担当、どちらかが撮影担当、みたいな?例如誰負責寫稿,誰負責拍照片等等?
41A:ええ、はっきりと分かれてた。安娜 : 有的,我們有明確的工作分配。
42たまに私が撮ることもあったけどそんなに多くなくて、普段は彼がカメラを手にしていたわ。雖然有時候我會拍照,可是通常照相機會在我先生的手裡。
43私が記事を書いていて、トマスが3年間で書いた記事はたぶん2本だけ。我負責寫文章,托馬斯這三年大概寫了一篇或兩篇。
44ブログの技術的なことは全部彼で、人とのやりとりに関する仕事は全部私。在我們的部落格裡,他負責所有技術方面的問題,而我負責人際溝通的工作。
45車の運転は大体トマスで、どこに行くか指図するのが大体私(笑)。在路上,托馬斯負責開車,而我跟他說我們要去哪裡[她笑著說]。
46一緒にいるからうまくいってる。我們需要一起辦事才能如此成功。
472、3週間前、彼はビルマ、私はパレスチナにいて、全然ブログを投稿しなかったんだけど、なんだか落ち着かなかったわ。幾個星期前,他當時在緬甸,而我在巴勒斯坦,我們那時沒有在部落格上寫文,感覺就怪怪的。
48GV:もしブログを書いていなかったら、旅の経験は別物になっていたでしょうか?全球之聲:如果沒有用部落格,會有不一樣的經驗嗎?
49A:私にとっては、ブログをやってることが、あらゆることについてちゃんとした知識を得ておきたいという、いいモチベーションになった。安娜:對我而言,有一個部落格能鼓勵我追求更多的知識。
502回目の旅の時のほうが、ずっとジャーナリストっぽい書き方をしてる。在我們第二趟旅途中,我的寫作比較像是新聞報導。
51文脈を豊かにするために、人々と話したり、美術館のパンフを集めたりとかして、いっぱい書き留めるようにしたの。這讓我做了許多的筆記,跟人聊天時我會詢問這個地方的背景,甚至還會索取博物館裡的傳單。
52後で投稿するってわかってなければ、ここまでちゃんとはやらなかったかも。如果我不知道我會把它公佈上去,我不知道我會不會做這些事情。
53T:ちょっぴりうらやましいよ、記事を書くのってつまり再体験するようなものだし、写真の編集とはまた違った体験だよね。 写真を編集するのにより深い知識なんて要求されないし、写真を撮った状況を理解する必要もないからね。托馬斯:我有一點忌妒,因為寫作是重新整理,但是編輯照片就不一樣,你不需要尋求更多的知識,你也不需要了解情況來編輯一張照片。
54アルメニアのセヴァン湖にて。亞美尼亞的Sevan湖畔。
55写真著作権トマス・アルボス、使用許可済。Photo © Thomas Alboth,經授權使用
56GV:旅を振り返ってみて、お気に入りの思い出は?全球之聲:回顧每一趟旅途,你最美好的回憶是甚麼?
57T:思い出っていうより、自分のペースでいる感覚っていうか、自分の生き方を自分で決めてる感覚かな。托馬斯:比回憶還要重要的是一種自我節奏的感覺,就像自己能決定自己想要的人生。
581か所にとどまって住んでると、日々のリズムに捕らわれることになる。 起きて、朝のコーヒーをがっと飲んで、路面電車なり地下鉄なりに乗って、仕事に行く。當你待在一個地方,你會處在某一種節奏,例如你早上起床,去喝一杯咖啡,然後搭電車或地鐵去辦公室裡工作。
591日の80パーセントは予測できてしまう。你一天下來的行程有百分之80是可以預測的。
60旅の空では半年間、何をしようが思いのまま。所以我才會喜歡去旅遊,因為一年裡有一半的時間可以讓你選擇你想要做甚麼事情。
61これこそ旅の醍醐味だよ。 GV:「やめておけばよかった」と思った瞬間はありましたか?全球之聲:你有沒有曾感覺「這會是個錯誤」?
62A:一度すごく怖ろしい思いをしたことがある。安娜:有一次。
63私たちのこと無責任な親だと言う人もいるけど、その時はそう言われて当然だと思った。那時我很害怕,而且我認為那些說我們是不負責任的父母的人們說的沒錯。
64グアテマラのホテルに泊まった夜のことだった。 銃を持った大男が3人、電話で怒鳴りながら廊下を通りすぎるのを見たの。那時在瓜地馬拉的一間旅館的夜晚,我們看到三位高大的男士手上拿著槍通過了走廊,在憤怒地講手機。
65もうじっとしていられなくて、「あなたたちは危険人物ですか」って尋ねた。我們當時想說必須要作點事情讓自己感覺好一點,所以我們就去問他們是不是危險人物。
66私たちスペイン語はあまりしゃべれないけど、運のいいことに『peligroso』つまり『危険な』って単語は知ってたの。我們不太會說西班牙文,但是幸好我們知道 peligroso, 危險這個字。
67そしたら「そうだ、だがここでおまえたちに危害は加えない」って。他們回答說: 「是啊,但不是對你,也不是對這個地方」。
68グアテマラでは皆が銃を持っていて、それは内戦後に武装解除されなかったからだって、後でわかった(訳注:内戦後のゲリラの武装解除は完了しているが、憲法で市民の銃器所持が認められている)。我們之後知道,在瓜地馬拉每個人都有手槍,因為他們內戰後並沒有解除武裝。
69GV:あなたがたにとって旅とは、人とその物語を巡ることだそうですね。全球之聲:你說你的旅程跟人民與故事有關。
70人から聞いたことや体験したことの中で、一番すごかったことは何ですか?那你聽過或經驗過最瘋狂的事情是甚麼?
71T:別世界から来た人にとっては、日々のあたりまえの暮らしぶりだって、面白くて時には不思議に思えるもんだよ。托馬斯 :如果你是來自於不同的國家,就算只是人們普通的生活對我來說都很有趣,有時候會有點奇怪。
72ホストファミリーとのつらい別れ、グアテマラ・チラスコの滝にて。這家人終究得向瓜地馬拉的屋主告別。
73写真著作権アンナ・アルボス、使用許可済。位置在Chilasco瀑布附記。
74A:2度目の旅の時、グアテマラでマヤ族の家族のところにホームステイさせてもらったの。Photo © Anna Alboth,經授權使用
75小さな家で、プラスチックの椅子に、テレビが一台あった。安娜:在我們的第二趟旅程,到瓜地馬拉時,我們待在一個小小的馬雅家庭裡。
76彼らと話していてびっくりされたんだけど、私たちが長い長い旅をしてるってことにじゃなくて、そんなに長い間テレビを見ないで生活できるってことに驚いてたのよ。他們的小房子裡面有塑膠椅子和一台電視機。
77で、夕食時に私がスープに入れるじゃがいもを切り始めたら、小っちゃな女の子たちがみんなすぐに手伝い始めたの、それが子ども達にとっては当たり前のことだから。我們跟他們聊天後,他們很驚訝。
78何をするにも一緒にやっってくれた。但不是因為我們花很多時間在旅行,而是我們可以竟然很久沒有看電視了。
79私たちが出発する時、次はいつ帰ってくるんだってきかれて、もう胸がはりさけそうだった。到了下午,當我為了做湯開始切馬鈴薯時,一群小女生跑來幫我,因為她們都是這樣作的,她們一起作所有的事情。
80電話するわって言いたかったけど彼らは電話を持ってないし、彼らは手紙を書きたがっていたけど書き方を知らないし。當我們要走時,他們問我們何時會回來,這時我們的心都快碎了,本來我們想說要留個電話可是他們家裡沒電話。
81GV:今後のご計画は?他們想要寫信可是他們不會寫字。
82A:もちろん、また旅に出るわ。全球之聲:未來有甚麼打算?
83でもその前に、中央アメリカのことについて書いてるこの本を仕上げたいな。安娜:我們當然會再次出發旅行。
84それからまた旅に出るつもり。但是在我們出發之前,我必須先寫完我在中美洲的書,才能出去旅遊。
852013年3月26日、ベルリンのアウトドアショップGlobetrotterにて、『The Family Without Borders(国境なき家族)』の写真や記事のスライド展示会が行われる(訳注:原文は3月25日投稿)。2013年五月26號,無疆界家庭將會在柏林的Globetrotter分享他們的旅程故事跟照片。
86詳しくはブログまたはFacebookにて。更多訊息請上他們的部落格跟臉書專頁。
87校正:Ayumi Nakajima翻譯:Sean 校對:Portnoy